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ぱぱとままを夢見られる社会?

こんにちは。ぱぱまま助産師のたかよです。

イベントでよく受付してます(#^^#)

ぱぱままのオブザーバー的な位置付けにありながらほとんど目立って発信してきませんでした。

 

でも最近、(前からですが)「ぱぱままはいいとこしか見てない」、「見せない」というようなご指摘もあるので、ぽつりぽつりと、みんなで考えたいこととかを小出しにしてこうかと思います。

今回は優雅に水面を滑る白鳥が、水面下でめっちゃ水をかいてるように、「ぱぱまま」ものほほんとしてるようで、影ではめっちゃもがいてるかも?という話です(笑)

 

そもそも談義を致しますと、代表西出も私も、妊娠出産育児の「暗い」部分を見てきたことがこの活動の動機になっているという点で共通しています。 西出は児童福祉、私は周産期医療の現場での原体験です。

私は周産期医療センターという集中管理が必要な母子を看る病棟で、子供を授かりながらも大変な苦労の渦中にいる人達を沢山見て、「自分はこんな思いまでして子供欲しいとは思わないな」と思っていました。
あとは「母親って、女って損じゃん」と子供の頃からずっと思ってきたってこともあります。

 

それがだんだん、子供を産み育てるってほんとはもっと幸せなことなんじゃないの?とか、

みんながもっと産み育てるってことをちゃんと考えてたらこんなに大変になってないんじゃないの?

という思いが大きくなって、今ぱぱままをやってます。

今は「ぱぱとままを夢見られる世の中」ではないという思いからぱぱままは出発していると言えます。

 

先月24日に開催したイベントで、ゲストのあーちゃんとのやりとりの中に、それを垣間見せる西出のコメントがありました。

それは、あーちゃんが妊娠前から雑誌などから得た知識はあったものの、いざ妊娠してみると氾濫する情報に振り回されて何を信じていいのかわからずテンパったという話を受けて西出が発した言葉。

 

私達って、正解がある問題を解くことに慣れ過ぎていて、妊娠出産育児みたいに正解がないことにも正解があると思っちゃう

 

そう。産み育てるのが大変なのは個人だけのせいではないのです。妊娠出産育児を楽しんだり喜んだりしにくい世の中なんですね。

 

去年私が行ったインタビュー調査でも、「正解がないことを教えて欲しかった」と話した母親の言葉が印象的でした。

私達は産み育てることが身近にないまま大人になる場合がほとんどです。

妊娠して初めて勉強を沢山して、出産は試験で、育児の正しい知識と技術を身に着けて卒業(退院)すると思っている人が多いのではないでしょうか。

 

専門家は蓄積された知識は沢山持っています。でもそれは正解ではありません。その人にとっての答えはその人が見つけるしかないのです。

でもそんなこと誰も教えてくれませんし、病院以外で産み育てることについて習えるところもないのが現状です。

ぱぱままはそういう現状を、ちょっとずつ変えられたらいいなと思っています。

 

「ののほほ世代」は未来を育てる人たちです。どうせなら明るく楽しくしたいですよね。

そのために今ちゃんと考えて、選ぶべき行動の「ヒント」を拾い集めておく。ぱぱままはそういう場になりたい。

気づいた一人一人がちゃんと考えて選んでいけば、産み育てることが楽しく嬉しい世の中、「ぱぱとままを夢見られる世の中」になっていくんじゃないでしょうか?

 

長くなったので今回はこの辺で。 これからも“西出語録”も追っていきますよ☆

どうぞよろしくお願いします!

 

takayo