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「不安」からはじまってもいいんだ、と思えた日。

 
 
ぱぱまま2周年記念イベントは、
「妊婦さんと、その旦那さんにも話を聞いちゃおう!」ということで、
東夫婦にゲストにきてもらいました。

このお2人、わたしの大学のときの友人です。
 
 
で、こまつは、第1回目のぱぱままに参加してくれていました。
 
 
「今まで、妊娠とか、妊婦さんのことって、なんだか怖がってたけど、でもそれは知らないからなんだなって思った。」
 
「結婚っていいなぁって思った!」
 
「早く子どもがほしくなっちゃった!」
 
「今日の話を聞いても、まだ実感のないこともあってわからなかったけれど、
それは自分がパパになったときの楽しみにとっておこうと思った!」
 
等の、“楽しげな”感想を話す人たちの中、こまつは、
 
 
「わたし、こういう場(子育て系のイベント等)に参加したりすることがけっこうあって、興味もあって、今日も来た。
けど、なんかずっと引っかかっていることがあって……。
今、こうやって話してて気づいたんだけど、私、まだ、親になることが不安だからなんだな…。」
 
と言っていた。

わたしは、結婚や妊娠、出産、子育てに良いイメージが持てずにいた。
でも、そんな中でも、将来のことを考えると、「いつかは結婚したいな」と思っていた。
 
 
けど、不安だった。
 
 
その不安を消したくて、じぶんの中のイメージを変えたくて、「ぱぱとままになるまえに」をはじめたようなところがあった。
 
 
 
だから、はじめてぱぱままをやったとき、
「わたしがこの妊婦さんの話を聞いたときのように、
今日をきっかけに、結婚って、妊娠って、出産って、子育てって、なんかいいかもしれない!
ってみんなに思ってもらえたらいいな」
と、思っていた。
 
 
けど、こまつは、「不安だからこういうところに来てるんだ」と言っっていた。
 
 
そんな彼女の感想をきいて、わたしはガックリきたのではなく、
逆に、「ぱぱままをやってみて、よかったなぁ…」と思った。
 
 
一人だけ、「不安なんだな」という声をあげた彼女の姿をかっこいいなぁと思ったし、
その存在に勝手に励まされるような思いを抱き、ぱぱままは続いてきました。

周りに流されず、(私たちも“流そう”としない場を意識してつくるのだけれど)
立ち止まり、
『わたしはまだ、不安なんだな』
というところに行きつける時間を確保してあげること。
 
じぶんのペースで聴き、じぶんのペースで消化していく時間。
 
これこそ、ぱぱままをやる意味なんじゃないか…!と思ったのだった。
 
 
 
 
そんな彼女も妊娠し、
そのときも、彼女はわたしに電話をしてきてくれた。
 
「どうしよう…」と不安げな彼女の声に、わたしは、力になりたいと思い、
当時の知り尽くす全てを話し、教えた。(たいして知らないくせに。笑)
 
 
 
そうして、はじめてのぱぱままに参加してくれたときには、
「不安なんだな…」と言っていたこまつは、
ぱぱままの2周年イベントで、妊婦さん側として、話し手となってくれている。
 
 
人の人生はドラマチックだなぁ、と思う。
 
 
こうやって、数々のすてきな景色をいっぱい見せてもらって、
これまでぱぱままは続いてきたし、きっとこれからも続いてゆくのだと思う。
 
 
心からおめでとう!
こまつと、かなた。

今日のお話を聞いたみんなで、赤ちゃんの誕生をたのしみに待っています(^^)
 
 
 

ひろみ