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“最年少”に、なってみよう。
#新しい居場所を探す


こんにちは。
「NPO法人ぱぱとままになるまえに」代表の西出博美です。

ぱぱとままになるまえに
考えよう、
ぱぱとままになる ということ。


を、理念に活動する「NPO法人ぱぱとままになるまえに」には、
3つの「使命」があります。


パパやママに接することで、
将来のことを考えるきっかけを生み出す


先輩パパママに、
気軽に聞ける環境をつくる


パパママ像の固定概念を越えて、
多様な生き方を認められる社会をつくる



この「理念」と「使命」は、体現していくことで理解されていくと思うので、
少しずつ、「理念」と「使命」を噛み砕いたコラムを書いていきます。

直接会ったり、リアルなイベントをなかなか行いにくい時期ですが、
SNS上で、みんなで楽しむハッシュタグも用意するので、
ぜひ活用し、インプットだけではなく、アウトプットもして、
読んだ方自身も“モノ”にしていってもらえたらと思います。



5月のテーマは、

“最年少”になってみよう。
#新しい居場所を探す


です。



「年齢なんて、関係ない」

そう思っているものの、無意識に、“もう、◯◯だし。”なんて思ったりしているときがある。

諦め?とも違うのだけれど、なんだか、自分で “天井” を、無意識につくりあげてしまっているような。
なんだか、そんな感じがするときがある。

7月に、34歳になる、もう、すっかり、大人なわたし。

もう “若手” ではないな、と思うし、
未熟じゃダメ。甘えてばっかりいられない、と思うことも。

けれど、反して、子育てをしていると(子育て以外の文脈でも)
「甘えることも大事だよ」
「一人で抱え込まないで。弱みをさらけ出して楽に」
なんていう言葉に触れることがある。

でも…。
甘えることも、弱みを見せることも、わたしはちょっぴりニガテです。
(甘えられない、弱みを見せられない自分を責めたくなる、負のループ…。苦笑)

でもでも。
人に頼って、甘えて、弱み全開で生活をしていた時期もあったなぁ、と、最近思い出すのです。


それは、島根県津和野町で暮らしていたときのこと。

知り合いがほとんどいなくて、車の免許を持たず、
妊婦で、産後は赤ちゃんと共に移動困難者だったわたしは、わかりやすく、“弱者”でした。

けれど、もう一個理由はあって。

(もう、だいぶ大人だ。甘えてちゃいけない、アレもコレもできなきゃいけない…。)

そう思って生きていたわたしも、町ではまだまだ“若手”のほうで、
若い若いと言ってもらい、何でも応援・何でもやれ!という空気の中で生活を送れていたこと。

こっち(関東)に住んでいるとき、誰からも言われていないのに勝手に感じていた
「未熟じゃダメだ。しっかりできなきゃ。」という圧力から解放されて、あの時、わたしは、甘えていました。



じゃあ、今、埼玉に住みながら、“それ”は不可能なのか。



埼玉県から島根県にIターンし、
そしてまた結局、地元、埼玉県に戻ってきて、奮闘してみた約3年。


ひとつ、思いついてやってみたのは、

それは、“最年少”になりにいく、ということ。




わたしの場合は、家からすぐの公民館の前。ご近所さんたちが集まってやっている、ラジオ体操の場。

朝8:40開始。その時間近くになると、公民館周辺のお家からぞろぞろとおばちゃんたちが集まります。
“いつもの顔ぶれ”に、飛び込んで、ラジオ体操に参加してみました。

むすこもいっしょなので、正確には、“最年少”は彼なのですが(笑)
親子ともども珍しがってもらい、
『ぼく、いくつ〜?』
『今が一番かわいい時期よ。(定番)』
『わたしのころはもっと大変で…(定番その2)』など、少しずつ話しかけてもらうことも増えました。

最近ではすっかり “いつもの顔ぶれ” の、仲間入り〜!

友だちとかに、“わざわざ”言えない小さな弱音やグチも、
「うちはコレが大変で〜(定番返し)」とか。
おばちゃんたちとの会話でふら〜っと話せて、そんなことでも、気が、楽になったりして。

むすこも、目を向けてくれるひとがたくさんいて、ホクホクしています。

大人になると、職場・家族・友人関係…など、人間関係が固定化されてきて、
それで心地がいいこともあるけれど、だからこそ、変われなくて、行き詰まっていることもあるかも?

最年少になりにいった、「新しい居場所」は、
きっと、パパとママになったあとも、なるまえも。
あなたを支えてくれる新しいつながりとなるはず。



5月のテーマ、「“最年少”に、なってみよう」をキーワードに、新しい居場所を探してみませんか。

#新しい居場所を探す  にはもってこいの時期。

気持ちのよい気候に誘われて、居心地の良い新しい居場所に巡り合えますように。

ひろみ