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代表メッセージ

ぱぱとままになるまえの、わたしたちだからこそ。

活動をはじめたばかりの頃のわたしは、「子どもがすき。だから、子どもに関わるしごとがしたい!」と感じながらも、
“自分が子どもを産むこと”は、まだまだ先のことだと考えていました。

なんで?と聞かれれば特に理由もわからず、
“なんとなく、不安で、怖くって。なんとなく先延ばしにしたい事項”
それが、『親になること』でした。

でも、子どもは好きなので、
「う〜ん…なんでだろう」と考えてみるものの、
1人では答えは出てきませんでした。

けれど、幸いにも、わたしの周りには、
結婚し、子どもを産み、育てながら、
とてもしあわせそうに過ごしている友人がいました。
そんな姿を見て、話を聞きながら、
「結婚しても楽しそう。子どもを育てながらも、“ちゃんと”楽しめるんだ。」
と、感じました。

わたしは、結婚することは楽しいことだと思えなかったし、
子どもを育てたら、苦しいことのほうが
多いんじゃないかと思っていました。

わたしたち、ぱぱとままになるまえの世代は、もっと希望を聞いてもいいと思う。

日々、テレビで目にするニュースでは、
子育てに悩み、苦しんだあげくの虐待の報道が多くなされていたり、
学校で受けた性教育では、「妊娠しないように気をつけましょう」と習いました。

わたしたちには、希望が足りない。

【ぱぱとままになるまえに】では、結婚して、とってもしあわせで、
「妊娠してうれしい〜!」
「子どもとの生活がたのしみ〜!!」
という妊婦さんや、旦那さんにお話を聞いてきました。

希望を知れると、不安が際立つ。
不安を知れると、たいせつにしたいことが見えてくる。

今まで知らなかったことを知れたことで、見えかけてきた不安や、
たいせつにしたいことを、集まった仲間たちと、
対話を繰り広げることでカタチにしていきました。

“なんとなく不安” “何が不安なのかもわからない”
この2つは、とっても難解な問題です。
だって、「なんで?」からはじめなければならないから。

けれど、カタチになった不安は、希望に変わる。
希望は、不安との絶妙なバランスで
成り立っているものなんじゃないかと、思っています。

これからも、わたしたち【ぱぱとままになるまえに】は、
ぱぱとままになるまえの、わたしたちだからこそ、
聞きたい希望と、知りたい不安をカタチにしていきます。

それには、たくさんの人の協力と、広い世界が必要です。

これからも、どうぞ、よろしくお願いします。

ぱぱとままになるまえに代表 西出博美