お問い合わせ
兎村彩野さん。

 

手ぬぐい一枚に、「とつきとおか」を表現して、それを売りたい!

 

という、ほわっとしたアイデアを抱え、私が会いに行ったのは、、、

クリエイティブユニットTO2KAKUの兎村彩野さん。

 

「クリエイティブに困ったら、兎に角、相談しよう。」

と、HPに書いてあったので、素直に相談しに行きました。

(ついでに人生相談までのってもらっちゃいました。笑)

 

 

 

兎村さんとの出逢いは、【ぱぱとままになるまえに】もお世話になっているシェアオフィスPoRTALでのこと。

 11994_501816329871944_73748149_n

PoRTALでお料理するの、サイコーに気持ちいいんです。

 

いつもかわいいお洋服を着ていて、ライフスタイルもとっても素敵で。

憧れの存在の兎村さん。

 

お仕事での取り組みも、「いいなぁ。」と思うものばかりで、

「いつか、いっしょにお仕事ができたらいいな。」と、ずっと思っていたのでした。

 

ほぼ人生相談をしていたかのような打ち合わせを終え、(笑)

 

『ちょっとデザイン、考えてみるね。』

と、兎村さん。

 

後から振り返ると、「あんなにアバウトなお願いの仕方でよかったのだろうか……。」と、自分の至らなさに震えたものの、

 

兎村さんなら、きっと大丈夫。素敵なものになる。

という確信があったのでした。

この確信は、兎村さんに対する「信頼」があったからこそ。

 

 

そして、出来上がったデザインを見て、またしても私は震えることになります。

今度は、感動で。

手ぬぐいデータ

見た目のかわいさは言うまでもなくご理解いただけると思うのですが、

この手ぬぐい。デザインに込められた意味もまた、とっても素敵なんです。

 

以下、兎村さんがTO2KAKUのサイトに記載してくださった

「TOTSUKITOKA手ぬぐい」に込めた想いの一部、引用です。

 

 

思いついたのが、ほ乳瓶のメモリを妊娠週にすること。

(妊婦さんが使ったら)自分がいま、全体のどの辺の妊娠期間なのか分かりやすいかなぁと思ったから。

ミルクがたまっていくように、きっとお腹の中の子どもへの愛情もたまっていく時間なのだろうなと。

なにか変化があったときに手ぬぐいの妊娠週の所にメモを残せる。

そうすると、いつか子どもが大きくなったときに、手ぬぐいに描いたメモを残すことができる。

布なので畳んで何年保管しても、あまり邪魔にはならないだろう。紙より劣化も少ないはず。

いつか子どもへ、「アナタがお腹の中にいたときのメモなのよ」って贈ることができたら素敵だな。

 

(全文はこちらから→http://to2kaku.com/portfolio/totsukitoka/ )

 

はじまりは、ふと浮かんだわたしの想い。

「何か作りたいなぁ。妊婦さんへのプレゼントにいいもので、とつきとおかを意味しているものになったら、うれしいなぁ。」

 

その後のシェアメイトが言った

「手ぬぐいとか、いいじゃん。」という何気ないひとこと。

 

そして兎村さんのデザインと、想い。

 

こんなふうに花が咲き、みなさんにお披露目することができました。

とってもうれしいです。

IMG_8166

フジロックではほんとにたくさんの方に買っていただいた。

 

うれしいことはもう一つ。

 

私はこの1年間、自分でつくった団体で、自分で仕事(活動)をしてきたので、

“上司”という存在がいませんでした。

 

なので、叱ってくれる人も褒めてくれる人もいません。

「こうしなさい。」と教えてくれる人もいない。

 

自分で選んだ道だけれど、答えや行く先を、自分で見つけ考え判断するという作業は、

常に不安で、孤独で…。

 

自由って、ほんとに怖いなぁと思って、ちょっと足が止まっていたんです。

 

だけれどこうやって、出逢った人の、

「生き様」や「仕事をする背中」から指針を得て、また進む活力をいただくことは多い。

今回も、そうだった。

 

 

兎村さんの仕事ぶりから学んだのは、

 

仕事って、言われたことだけをするのではなく、

言われたこと“以上”のことをして、人を感動させること。

 

こういうことを、身をもって知れるというのは、とってもうれしいことだ。

きっと、私の中の宝物になる。これからも、いろんな場面でいきる大切なこと。

 

 

今回、手ぬぐい作成の相談をしながら、人生の相談もしていて、

 

「わたしも、そういう時、あったなぁ。」と、昔の兎村さんの話も聞けた。

「諦めなかったら、きっとちゃんと仕事になるよ。」という言葉もいただいた。

 

もっともっと、がんばろう。

「仕事」を通して、人を感動させたり、アッと驚かせるような成果を出したいな。

素直にそう、思えた。

 

兎村さんみたいな、大人になろう。

こういう大人に、たくさん出逢おう。

 

そしていつか、そういう大人になろう。

 

 

 

 

ひろみ